みるさんぽ

大学院受験や勉強・読書について経験をもとに書いてます!!

Vol. 5: 京都大学公共政策大学院入試 外国語編(英文和訳試験対策)

こんにちは!みるさんぽです。


今回は、京大公共政策の英語試験について書きたいと思います。


TOEFLのスコアを提出する東大とは異なり、京大は大学独自の問題を解きます。


<概要>

英文和訳の問題になります。400-500wordsくらいの英文が3つあり、うち二つを選択して和訳する問題でした。

著作権の関係で京大の公式ホームページにも試験問題は公開されておらず、閲覧も購入もできないようです。なのでここで詳しいことはあまり書けませんが、簡単に書ける範囲で書きます!


<試験の特徴(受験した個人的な感想)>

・試験時間に対して問題量がめっちゃ多い!

・ざっと読めば文意はつかめるけど綺麗な日本語にするのは難しい

・ちょいちょい難しい単語があって訳せなくて困った

・一文が長くて複雑

・固有名詞(人名など)が読めない


<私が対策としてやったこと>

・外務省専門職試験(外交官試験)の問題集(法学書院から出版されているもの)を購入し、その英文和訳問題を全部やりました。英文のレベルは院試の方が高いと思いますが、英語を日本語に訳す感覚を身につけるという点では役立ちました。

・「英検一級 文で覚える単熟語」(旺文社)の、政治・経済に関する章をざっと読みました。本番の試験は、法律、経済、政治、の分野の文章が出るので、その点ではテーマ慣れできたかなと思います。


<本番、試験を解くときに気をつけたほうがいいと思ったこと>

時間配分に気をつける!優先順位を考える!

2時間は本当にあっという間です。私は最初の方の文章をいかに綺麗に日本語に訳すかじっくり考えながらのんびりやっていたら後半本当に時間がなくなって死亡しました。なので、日本語が若干不自然でもいいから最後まで終わらせることを優先する!知らない単語があったら飛ばす!人名地名は読めなかったらアルファベットのままでいいや!くらいの勢いでやらないと本当に終わらないです。どんどん先に先に訳すことを優先して解いてみてください。


<もっと事前にやっておけばよかったなと今思うこと>

先ほどのとかぶりますが、私はなんでものんびり勉強する癖があるのでもっとスピード感を身につけていればなあとは思いました。あと、もっと語彙力は必要だったかなあと。経済に関する文章を選択して訳していたのですが、経済用語に疎かったために、文章の中で一番キーになるであろう単語を和訳できず、結局なんとかお茶を濁す形で終えてしまいました。なので、日常から法律、政治、経済の用語は身につけておく必要があったかなあと感じました。


<院試全体の中で英語試験をどのように位置付けるべきか>

・みんな完璧にできてるわけじゃない説

試験が終わった後、「全然英語できなかったwwwwwwやばwwwwww」みたいな声が教室のあちこちから聞こえました。にも関わらず結果を見ると筆記では半分以上の受験者が合格していました。実際に私も合格していました。なので、多分英語ができなくても他の科目がしっかりできていれば大丈夫なのだと思います。英語自体が得意な受験者はたくさんいると思いますが、英文和訳が完璧にできる人はそう多くはないでしょう。試験全体をみると、英語は全然解く時間ないのに対して、専門科目は十分すぎるほど解く時間があります。それは、推測ですが、出題している側も英文和訳を完璧に解けることを前提にしておらず、あくまで専門科目を重点的に勉強して欲しいという意図なのではないでしょうか。そのため、もし英語ができなくても落ち込む必要はないと思うし、英語の勉強に時間を割きすぎるのも良くないと思います。ただ、逆にいえば英語ができれば他の受験者と大きく差をつけることができると思うので、気を抜かずにきちんと解く必要はありそうです、、、!

・他のもので英語を補完するなら

提出は義務付けられてはいないものの、TOEFLTOEICなど語学力を証明するものを出願時に添付することができます。私は、TOEFLTOEICと英検とHSK漢語水平考試)(←中国語の試験です!)のスコア証明書や合格証明書を提出しました。そうすることで、直接的に英語のスコアを補うことはないにしろ有利になる可能性があります。持っているものは全部出そう()。


以上です!冒頭に述べたように問題が公開されていない以上publicな場であるブログ上では詳しいことは言えませんでしたが、差し支えない範囲で書いたつもりです、、、!


次回はいわゆるESである「学習計画書」について書きたいと思います!ではでは!