みるさんぽ

大学院受験や勉強・読書について経験をもとに書いてます!!

Vol. 3: 東大と京大の公共政策大学院についてを中心に色々と。

こんにちは!みるさんぽです。今回は、私が公共政策大学院を受験した経緯と、受験した二校の受験情報のまとめをしたいと思っています^ ^ 長いのでさっそく本題です。


★なぜ公共政策大学院を選んだか★

私は何事もじっくりやりたい人間なので、大学に入学した当初から院進する未来は目に見えていました。サークルに就活に追われてバタバタしながら学部時代を終え、そのまま社会人になっていきなり働き始めるというキャリアプランは少なくとも自分にはあっていないように感じ、せめて何かしら院で知見を深めてから社会に出たいというこだわりはずっと持っていました。


では、学部では学びきれなかったことの中で何を院で学ぶかとなったときに、「一つのテーマを深く掘り下げたい」のか「より幅広く色々やりたい」のかと言われれば、自分は後者だなと考えました。例えば学部では国際関係を扱うゼミにいたのですが、そこでは「国際政治学」の観点からしか分析の機会を与えられておらず、もっと広い地域のことであったり、法律や経済分野のこともやりたいなと思っていました。単に自分の視野が広がるだけでなく、今まで学んだことを違う角度から見る良い機会にもなると思ったからです。また、外務省や防衛省で働くことには興味があったので、同じ目標を持った多くの学生たちとともに学ぶ機会は貴重であると考えたし、目標が定まっていれば勉強のモチベーションも維持した状態で2年間過ごせると感じました。

せっかくならと海外の大学院も少しは考えましたが、東大であれば留学プログラムも充実しているし、留学生との交流も期待できるということだったので東大を第一志望に据えました。vol.2で見たように公共政策大学院は地方に多いので併願校は本当に迷いました、、、が、一橋と東大の受験日程がバッティングして併願ができなかったという実際的な理由と、就活で東京に出るときにアクセスが良さそうという理由と、京都に住んでみたいという安易な理由から京大を第二志望にしました。また、基準のGPAには達していたために学内の院進は入試が免除されることから、翌年にニートになる可能性は危惧することなく受験することができました。


院進を前提に学部生時代は生きていたので、就活もしていなければ公務員も受けませんでした。インターンは一時期国会議員事務所と大使館でやっていたくらいです。そのことについて友人からは「視野が狭すぎる」「時間があるのに就活しないのは勿体無い」とたくさん批判されました。確かにもっと時間を有効に使っていろんなことにチャレンジすればよかったな感はあります、、!ただ、その分ゼミや個人で真面目に勉強していたことはきちんと大学院入試の際に評価していただいたし、特に力を入れていたTOEFL国際法の勉強は今までもこれからも必ず役立つし、完全に間違っていたかというとそうではないかなと思います。受験するなら中途半端な気持ちでやりたくないというのもありましたし。

 

同様に、「公共政策大学院は公務員試験受験予備校化している」という理由で批判されたことがあります。教育機関が、特に大学や大学院がどうあるべきかという議論はあって然るべきですが、少なくとも一人で家にこもって参考書に向き合うだけの日々を過ごすよりは、いろいろな学生や教授と交流しながら学ぶ時間が少しでもあることでより広い視野も身につくし、ずっと有益だと思います。なので、口述試験の際に面接官に論理的な志望理由と熱意を伝えることができさえすれば、どんな目的で、どんな状況で受験するかは一人一人違って良いと思います。


私の話はここまでにして、以下が受験情報です。私が受けた年度と変わってるかもしれないので最新情報は必ず確認してください> <

 


東京大学公共政策大学院について!★

公式サイトはこちらです!:http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/

一次選抜は、出願時に提出する「学習計画書」「TOEFLスコア」、そして筆記試験の成績を総合して判断されます。二次選抜は、一次に合格した者のみが口述試験(面接)を受け、その結果で判断されます。筆記試験は、複数の科目区分から事前に選択することが可能です。私は『国際関係』区分を選択したので、「国際法」と「国際関係」で受験しました。これとは別に、留学生に特化した入試区分や職業人選抜も用意されています。

 


京都大学公共政策大学院について!★

公式サイトはこちらです!:https://www.sg.kyoto-u.ac.jp/jp/index.html

一次選抜は、外国語試験と専門科目試験の二つの筆記試験の結果によります。外国語試験は、受験者全員が英文和訳の問題を解きます。専門科目試験は、東大同様複数の科目区分から事前に受験したいものを選択することが可能です。私は『国際関係論』を選択しました。後々のブログで詳しく言及しようとは思いますが、東大は用意された問題を全て解く形式なのに対し、京大は多く用意された問題から自分が解けそうな問題を選んで解きます。二次選抜は、一次選抜合格者を対象に口述試験を行い、その際に「自己申告書」など出願時に提出した書類が考慮されます。

 


★今後のブログ★

これを踏まえて、今後は具体的な試験対策について書いていきたいと思います。

TOEFL対策・英語試験対策

・学習計画書・自己申告書の書き方について

・国際政治の勉強法

国際法の勉強法

口述試験に関して

という順序で書いていきたいと思っています。ぜひ最後までお付き合いください^ ^