みるさんぽ

大学院受験や勉強・読書について経験をもとに書いてます!!

Vol. 4: 東京大学公共政策大学院入試 外国語編(TOEFL対策)

こんにちは!みるさんぽです。ここからは、東大・京大それぞれの公共政策大学院入試の外国語試験対策について書きたいと思います。今回は東大について!


これを読んでくださっている方の英語のレベルは色々だと思うのですが、私は帰国子女でもなければ留学経験もなく、決して英語はネイティブレベルではありません。ただ、中学から英語の勉強には比較的真面目に取り組んでいましたし、高校・大学と英語系の活動したり部活に入っていたので、普通の学生よりは英語に触れる機会は多かったかもしれません。なので「いわゆる『純ジャパ』の中ではちょっと英語が得意めな人」くらいの認識で読んでくださると嬉しいです> <

 


ではまずは東大から!

TOEFL対策★

東大の公共政策は、大学独自の外国語試験を課していない代わりに、TOEFLのスコア提出を要求されます。

合格者平均点は80点台を年によって左右している印象ですが、年々上がっているように見えます(合格者平均点は毎年のものが公開されているのでHPの「入試結果」から確認してみてください!)。なのでできたら90点から100点あれば安心といったところでしょうか、、、!私は最終的に97点で提出しました。

私は何度受験しても90点を超えることができず、色々と苦しみましたが、最終的にスコアアップできたと考える要因を提示したいと思います。

 


・会場選びは大事!!

ホントにこれ!!会場によっては待合室の防音がガバガバだったり、試験監督がうるさくて集中できねえええみたいなパターンすごく多いと思います!!これはスコアに直結する大問題なのでなるべく早く良さげな会場を押さえるのすごくだいじです!!個人的には町田のテストセンターオススメです^ ^ 

 


・得意分野と不得意分野を自分の中で把握し、最低目標点を決める

TOEFL ibtは、Reading, Listening, Speaking, Writingの4分野の技能を測る試験ですが、受験者によって各分野の得意不得意は必ず存在するでしょう。なので、どの分野で何点取るかを慎重に作戦立てしてから試験に臨むのがとても大事だと思います。例えば、私はReadingとWritingには比較的自信があったのでそれぞれ25点以上は取ろう、ListeningとSpeakingは少し苦手だから20点以上を目標にしよう、という風に目標を立てました。「得意分野を伸ばすこと」「苦手分野の克服」のどちらにも偏りすぎず、現実的な得点目標を立てることが大事だと思います ^ ^ では分野ごとに簡単にみていきます。

 


・Reading: 模擬試験重視

とにかく早く正確に内容をつかむことが大事なので、単語を覚えるなどはあまりせず、ひたすらずっと制限時間内に問題を解く練習をしていました。TOEFL公式が出してる問題集を始め、PCでシミュレーションできるソフトが付いている問題集は臨場感があってとても良いです。緻密な勉強も大事ですが、知らない単語やよくわからない内容の文が登場しても心を折らさずに解き続ける根性を学ぶのが大事かと思います。

 


・Listening: TEDとYouTubeはいいぞ

TOEFLのListening試験の特徴は、日常会話や大学の講義形式で、ノンネイティブにも聞きやすく話そうという意思が見られない自然な長い英語を、それもかなり細部まで聞いて理解しなければいけないことです。なので、とにかく普段から英語に慣れようとスマホにたくさんお世話になりました。電車の中などでTEDを映像なし音声だけ聞いて理解できるまで落とし込んだり、(著作権的に怪しいですが)YouTubeにアップされているTOEFL Practiceみたいなのをやったりしていました。結局30点満点中21点しか取れていないので今後さらにスコアアップしたいところです、、、!本番では全てメモをとっているような時間はないので、記憶力をつける訓練も必要ですね、、、!

 


・Speaking: パターンを覚える、テスト採点者側が何を求めているのか知る

まずやった方が良いのは、TOEFL公式の問題集に付いているSample Answerを聞いてみてください。良い例と悪い例が両方聞けると思うのですが、正直「良い例」もそこまですごい上手いわけではないし、「悪い例」もそこまで下手には聞こえないと思います。ここで重要なのは、なぜそれが「良い例」なのか、または「悪い例」なのか、という解説を読むことです。そうすれば、採点者がどのようなことを重視して採点しているのか、どのようなspeakingが評価されやすいのか、といった基準や線引きがよくわかると思います。綺麗で完璧なお手本を聞いてそれに近づけるようにするのも大事ですが、「完璧じゃなくても最低限このポイントは押さえて話すようにしよう」というのを感覚的に覚えておくことが重要だと思います。あとは、私は出だしで言葉に詰まって時間ロスすることが多かったので、すぐしゃべり始められるようによく使うフレーズをいくつか覚えるようにしました。

 


・Writing: パターンや言い回しを覚える

文法にだけは自信があったので、writingの点が伸びないのはなんでだろう、、、と悩んでいたのですが、どうやら同じ単語や同じ言い回しを繰り返し使いすぎるとスコア下がるっぽいですね。なので、複数のTOEFLの参考書を買って、ひたすら模範解答を写す作業をやっていました。そうすると、「同じこと言うにもこんなにいろんな言い回しが存在するんだ」とわかったし、使えそうなのは定型文として覚えておくことで本番でもすぐ引き出して使うことができました。その結果本当にスコア5ぐらい上がりました。

 

★まとめ★
こんな感じでしょうか!!外国語審査がTOEFLであることの利点は、何回でもチャレンジし直せるから、自分の満足いくスコアを提出できることです。スコアは持っておいて損はないので、早めにとっておくことをお勧めします!私は期限ギリギリにやっと納得できるスコアが取れたので、みなさんは余裕を持って受けられますように。

 


長くなりましたが、ここまでが東大対策の一環としてのTOEFL(個人的)対策でした。

TOEFLのスコアを持っておくと、院に入ってから留学などでも役立つと思いますし、何よりもある程度安心した精神状態で院試の筆記試験に臨むことができます。ぜひ満足できるスコアが出るまで頑張ってみてください!私もさらに伸ばせるよう頑張ります> <

 


次回は京大院の英語試験について書きます。